第25回講習会 参加者からの印象記

平成29年6月11日(日)に開催した第25回講習会の参加者より印象記が届きましたので紹介させて頂きます。

 

 

第25回講習会に参加して

土浦協同病院 北島柚衣子

 

 私が今回参加した目的は、当院の医療被ばく低減施設認定の更新に向けての準備を行うために、被ばく低減に関する各施設の取り組みを知り、その方法を学ぶことでした。

 当院は、平成27年3月に医療被ばく低減施設認定を取得しました。しかし、平成28年3月には新病院に移転し、機器が更新されたため、ほぼ新規と同じ状態となりました。更に、前回被ばく低減施設認定を取得する際に中心となったメンバーから、下の世代へと引き継ぎを行うため、一から勉強し直す必要もあり、今回の講習会に参加させて頂く運びとなりました。

 当時、私は施設認定を取得する取り組みの途中で入職したため、先輩の指示通りに動くだけで精一杯で、自ら指揮を取ったり、計画を立てたりすることはありませんでした。しかし、更新の際には自分達が中心となって活動を行っていくため、何から取り組むべきなのだろうか、と不安を抱えていました。今回の講習会で診断参考レベルに関する基礎から、各モダリティの線量最適化の方法を詳しく学ぶことができ、次の更新までに何をするべきなのか、徐々に方向性がはっきりしてきました。各モダリティにおいて講義が行われ、線量指標の紹介があり、尚且つ基準値の設定方法まで詳しく知ることができました。被ばく低減施設認定を取得しようと考え、線量の最適化を行おうとしている施設に大いに役立つ内容だと感じました。この講習会では、各講義での質疑応答と総合討論の時間を設けており、各施設の疑問や心配事をその場全員で考え、回答してくれるという構成も大変有用でした。

 また、2011年の国際放射線防護委員会によるソウル声明において、眼の水晶体の等価線量限度が、これまでよりも低い5年間平均で1年辺り20mSvが示されています。これによりアンギオに従事する職員の水晶体被ばくの問題が当院においても取り上げられていました。今回の講習会では、この情報にも触れ、各施設で水晶体被ばくの低減のためにどう取り組むべきか、また実際の被ばく線量を測定するためにはどのような線量計を用いるべきなのかについて議論されました。多施設の知識を持ち寄り、評価方法を検討しあったことは、大変有益でした。

 これら講習会で得た知識を活かして、次回の被ばく低減施設認定更新に向けて、線量の最適化に取り組んでいきたいと考えています。

 末筆にはなりますが、実行委員会および講師の先生方におかれましては、お忙しい中、今回のような有意義な講習会を開催して頂き感謝致します。

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