第26回講習会参加印象記

平成30年2月25日(日)に開催した第26回講習会の参加者より印象記が届きましたので紹介させて頂きます。

 

- 第26回講習会「改正RI法における医療現場の対応」に参加して -

                            茨城県立こども病院 大越信行

改正放射線障害防止法が2017年4月14日に公布され、3年以内に全面施行予定である。放射線取扱主任者として改正に対応するため、新法令の内容を理解すると共に、具体的にどのような対応を行えば良いかを学ぶため、講習会に参加させて頂いた。一度他の講習会に参加したことがあったが、業務改善活動、PDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクル等、理解が漠然としており、危機意識を持っていたため受講した。

当院はリニアックのみを使用する許可届出使用者であり、最も重要なことは平成31年8月30日までに新たな放射線障害予防規程を作成し、原子力規制庁に届出をすることである。改正法は各施設が自主的に独自の放射線管理をするよう求めていることが分かった。また、業務改善活動において、PDCAサイクルを用い、安全文化を作り出していく方法として、ヒヤリハット事例、事故事例を用いる等、実際の業務を想像して取り組んでいくという手段を説明して頂いた。業務改善活動を予防規程に取り込むことにより、予防規程の変更頻度が高くなる可能性がある。予防規程とは別に届出をする必要がない細則を設け、詳細を細則で管理するというテクニックも教えて頂いた。放射線管理業務に精通した先生方と具体的な事例を交え、予防規程作成法を学べたことは非常に有益であった。関連学会のガイドラインは平成30年の春頃に公開されるという話が挙がっているが、公開前に予防規程変更の外観を知ることができた。

当院でもワーキンググループ等を設け、経営管理を行うマネジメント層からも協力を得て、予防規程を作成する必要性を再認識した。徐々にではあるが、予防規程の変更に取り組んでいこうと考えている。理解して予防規程を作成し、届出、立入検査で慌てることのないようにしたい。

 

 

- 第26回講習会に参加して -

もみのき病院 水口紀代美

当院は高知県高知市の西部に位置する病院で、四国の第一号機として平成10年5月にガンマナイフ治療を開始した病床数60床の脳神経外科を中心とした小規模病院です。

今回の講習会に参加した経緯は、平成29年9月に開催された放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律改正の説明会に参加したのがきっかけとなりました。その説明会においては、具体的にどうしなければならないといった内容が私的にはわかりづらく、今後の規程づくりや設備の見直し等の準備に対して、不安がいっぱいでした。

講義内容は、RI法改正の概要と背景に始まり、教育訓練や放射線管理の質の改善、法改正に準じた改正ポイント、セキュリティ対策等、医療現場で悩んでいる点等が網羅されておりました。特に、予防規程の作成に関して、今までのような一度作成したらもう終わりというような概念ではなく、PDCAサイクルを活かし、各施設固有の毎年育っていくような予防規程を作成していく意義を感じ、人が毎年育っていくように、システム作りも育っていくという新たな知見を頂きました。また最後の質疑応答では、先生方にあたたかなご助言を頂き、精神的なプレッシャーが軽減されたと感じました。

これから予防規程変更、防護規程の策定と課題が重積しており、まだ多少の不安がありますが、今回得られた知識を活かして放射線管理に取り組んでいきたいと考えています。

末筆にはなりますが、今回このような有意義な講習会を開催していただいた日本放射線公衆安全学会実行委員の皆さま、講師の先生方に感謝申し上げます。

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