平成26年度日本放射線公衆安全学会学術大会開催報告
平成26年9月20日に大分県別府国際コンベンションセンターにおいて、第30回日本診療放射線技師学術大会・第21回東アジア学術交流大会が行われ、大会中日に同会場において平成26年度 日本放射線公衆安全学会学術大会が開催されました。
当日は会員・非会員合わせて58名の参加があり、本会事業への関心の高さが伺われました。
平成26年度 日本放射線公衆安全学会学術大会
1. 学会長講演
「福島第一原子力発電所事故から惹起された放射線被ばくへの不安に応える」
日本放射線公衆安全学会 会長 諸澄 邦彦
2. 研究班報告
(1)「原子力規制委員会(原子力規制庁)による放射線規制の動向調査
―医療機関を中心に-」中間報告
県立安芸津病院 清堂 峰明
(2)「ポータブルならびに外科用イメージの利用における放射線安全管理に関する全国調査とガイドライン
の策定研究」
1) ポータブルアンケート調査結果及びガイドライン(案)の提案
日本医科大学多摩永山病院 笹沼 和智
2) X線透視下外部業者立入アンケート調査結果及びガイドライン(案)の提案
上尾中央総合病院 佐々木 健
3) 総合討論
横浜労災病院 渡邉 浩
学会長講演では「福島第一原子力発電所事故から惹起された放射線被ばくへの不安に応える」と題して、これまでの原発事故に関連する活動を通して見えた放射線被ばくへの不安とそれらの不安にどのように応えて行くかについて講演がありました。
研究班報告では、今年度より開始された「原子力規制委員会(原子力規制庁)による放射線規制の動向調査 」より、中間報告としてアンケート調査の結果報告が行われました。また「ポータブルならびに外科用イメージの利用における放射線安全管理に関する全国調査とガイドラインの策定研究」で行った、それぞれのアンケート調査結果とそれに基づき策定したガイドライン(案)の提案が行われ、総合討論で時間いっぱいまで活発な討議が行われました。