日本放射線公衆安全学会創立15周年記念講演会が開催されました
先の総会後、日本放射線公衆安全学会創立15周年記念講演会が日本診療放射線技師会大講義室において開催されました。
清堂会長講演に続き、日本診療放射線技師会中澤靖夫会長より「医療被ばく低減に向けて日本放射線公衆安全学会に期待すること」と題しご講演をいただきました。その中で診療放射線技師法の改正や医療被ばく低減に関する事業について説明され、また医療放射線の適正管理に関する検討会に関しても詳しく説明いただきました。
特別講演では千代田テクノルの大口裕之先生より「眼の水晶体の線量計測に関する国際規格の動向と日本の現状」と題し、眼の水晶体の新しい線量限度、実用量の考え方、運用法について線量計の紹介を含めてご講演いただきました。
国立保健医療科学院の山口一郎先生からは「放射線防護の国際動向に関する最新情報と診療放射線技師の皆さまに期待すること」と題し当会15年を振り返っていただき、医療放射線の適正管理に関する検討会における記録の義務化(次項記事参照)についても説明され、放射線管理におけるコミュニケーションの重要性について強調されておりました。
講演会には遠方からの参加者もあり大変盛況に終わりました。その後の情報交換会も多数の方にご参加いただきました。今後、20周年、30周年に向けて会員および国民の皆さまの期待に応えることができるべく活動して参ります。宜しくお願い致します。