第24回講習会 参加者からの印象記
平成29年2月19日(日)に開催した第24回講習会の参加者より印象記が届きましたので紹介させて頂きます。
日本放射線公衆安全学会第24回講習会に参加して
藤沢市保健所 丸田章子
平成29年2月19日に開催された日本放射線公衆安全学会第24回講習会に参加させていただきましたので、ご報告いたします。
毎年、医療法第25条第1項の規定に基づく立入検査が全国の病院に対し医療法及び関係法令について行われています。その権限は都道府県知事、保健所保健所設置市にあり、法律の解釈も各保健所に一任されている部分もあります。また、それに伴い指導方法も各保健所によって異なっております。
今回の講演会ではその医療法に基づく立入検査を題材とし、医療法並びに関係法令の説明、立入検査の必要性などについてご講演いただきました。また、各施設の指摘事例や個人の見解、グループワークとして事例検討なども行わせていただきました。なかなか他の地域の指導内容等を知る機会がなかったなか、今回の講演会で改めて見解の違いを知ることができました。またそういう見方や解釈もあるのかと地域毎の特色を学ばせていただきました。
私自身立入検査を行う側の者として、医療機関から相談されて頭を悩ませる部分も多かったのですが、大事なことはそこで働く者や患者の安全性であることを再確認させていただきました。実際、立入検査等を行っていて大事だと思うのは医療機関側との良好な関係であり、信頼関係を築いていくためにも根本となる根拠を念頭に考え、指導という形よりはお願いというようなスタンスで医療機関・行政共にお互いに協力し合い安全面について考えて行きたいと思います。
一層の地域医療の安全体制確保のために今回の講演会の内容を今後の業務に役立てていきたいと思います。ご指導ありがとうございました。