創立10周年記念講演会 医療被ばく低減施設は是非ご参加を!

 東日本大震災の津波による被害を受けた東京電力福島第一原子力発電所から放射性物質が環境中へ大量に放出された事故や、われわれが携わる医療分野においてもCT検査後に妊娠が判明し、堕胎を余儀なくされた事例、また、昨今では核医学分野における放射同位元素の過剰投与事故など、国民の放射線に対する不信や不安は近年、大きな広がりを見せています。そのような背景のなか日本診療放射線技師会のメイン事業である『医療被ばく低減施設認定』は国民への安全・安心な放射線診療の拠り所としてその存在意義を増しつつあります。

 そもそも『医療被ばく低減施設認定事業』は、平成16年に本会が委託研究を受けその骨子を構築した経緯があります。日本診療放射線技師会は今後も本認定事業に力を入れて行く方向性を示しております。今回の講演会には、日本診療放射線技師会の中澤靖夫会長にも記念講演をお願いしており、お話の中で本認定事業にも触れていただく予定です。すでに認定を受けられた施設にとっても、また認定の取得にチャレンジ予定の施設にとっても参考となり得るものと考えます。ぜひご参加いただきますようご案内申し上げます。

 

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・医療被ばく低減施設認定事業とは? 

 公益社団法人日本診療放射線技師会の行う「安心できる放射線診療」を国民の皆さまへ提供するための事業です。安全・安心の放射線医療を提供するためには、施設で医療被ばく線量を測定・評価できることが必要不可欠であり、このことは放射線医療に対する不安解消の一助となります。また医療被ばくの測定・評価のみならず医療被ばく低減への多面的な取り組みが必要で、これら活動を行っている施設を「医療被ばく低減施設」として認定するものです。

 

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