令和6年の年頭にあたり謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

令和6年甲辰の年、この年は“甲は命や物事の始まり、辰は活気溢れる様子を表し、これまでの成長をさらに形作っていく年”だそうです。まさに、当会に相応しい年となりそうです。

今年は当会でその基礎作りを行いJART事業として発展した医療被ばく低減施設の普及、そして小児生殖腺防護概念の転換についても動向注視が必要で当会としても会員相互の学習や啓発を進める一年となりそうです。情報・潮流をいち早く捉え皆様に還元できますように、執行部一同頑張りたいと思います。

令和6年の年頭、今年予定している事業を少し紹介します。まずは定期講習会ですが第38回講習会を会員皆様からご希望を多く頂きましたハイブリッド形式を基本に開催予定です。会員限定無料参加のミニ講習会ですが第9回を1月16日（火）、第10回を3月8日(金)とこちらも企画満載で見逃せません。そして、第21回学術大会ですが第1回日本放射線医療技術学術大会（10月31日～11月3日：沖縄県宜野湾市）における合同シンポジウムとして発展開催する予定です。

研究等事業ですが冒頭でも述べたように医療被ばく低減施設認定に傾向し、受審を希望する施設の虎の巻きとなるべく｢（仮）医療被ばく低減施設手引き書｣作成、また低減施設の効果判定を主眼とする調査研究の推進など、いずれも会員皆様のご協力がなくてはなし得ない事業を予定しております。さらには新たな事業、会員創出として令和6年の目玉となる“出前講習会”の準備も進めております。JRPS過積載じゃないの？と心配の声も聞こえそうですが、そう、今年は甲辰の年！この年に相応しく“雲を巻き興し龍となって”大きく舞い踊りましょう！

今年1年、忙しい毎日となりそうですが皆で笑顔を忘れず、力を合わせれば必ずや成功が見えます。これは甲辰の年だからではなくJRPS300余名皆様のお力が必要なものです、ぜひお力を拝借し一歩二歩と会員皆様と共に地面を踏みしめ歩みを進めて参りたいと思います。

引き続きのご支援・ご協力、そしてご指導のほどをお願い申し上げ年頭挨拶とさせて頂きます。

令和6年元旦　富士を望む“甲”州の地より

日本放射線公衆安全学会　会長　佐藤　洋一