組織・臓器の吸収線量評価セミナー(第2回 実践医療被ばく線量評価セミナー)開催のおしらせ

 2か月前、医療被ばく情報ネットワーク(J-RIME)より診断参考レベル(通称 DRLs 2015)が発表されました。ご存じの通り、その値は各施設での検査線量を最適化するために用いられます。一方、放射線検査を受ける被験者は、検査の放射線による影響を心配しています。人体への放射線の影響は、組織・臓器の吸収線量で評価され、前述の診断参考レベルに用いられる線量単位値では評価が難しくなります。組織・臓器線量の測定は専用ファントムと線量計を必要とし、多くの時間と労力を必要とします。近年、この測定が大変な組織・臓器線量を光子輸送計算モデルで簡単に評価できるPC用アプリケーションソフトが開発されております。日本診療放射線技師会では、このアプリケーション用ソフトを用いて組織・臓器線量を算出するセミナーを開催しており、平成27年9月27日(日)に名古屋大学大幸キャンパスにて開催されます。当会よりこの線量評価セミナーに、理事や会員が講師やインストラクターとして参加いたします。この機会に自施設検査の線量評価を進めるとともに、当会理事や他会員と交流を深めてはいかがでしょうか?

(詳細は日本診療放射線技師会誌 7月号 2015 vol.62 no.753、または日本診療放射線技師会HP

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